デメリットもある

デメリットもある

安定感がない

フリーランス看護師は自由な働き方の一方で常勤看護師のような安定感がありません。固定給は支払われず、仕事がなければその分だけ収入は減ります。ケガや体調不良などで仕事ができない場合も収入はなくなります。安定志向で不安定な状況が苦手な人はフリーランス看護師になる前に今一度検討しましょう。

スキルアップの機会が減る

フリーランス看護師はスキルアップの機会が減る可能性があることを覚えておきましょう。自らお金を払って勉強・体験できることもありますが、現場だからこそ得られる経験があるのも事実です。専門看護師になるための経験や管理職になるためのノウハウ、後輩指導や委員会の活動などは常勤看護師の方が学べる機会が多いでしょう。ここで大切なのは自分の目指す看護師像です。フリーランス看護師になっても実現できるなら問題ありませんが、常勤看護師でなければ難しいなら注意してください。

自由度が低くなることも

フリーランス看護師が陥りがちなのが、頑張り過ぎて逆に自由度が低くなるパターンです。フリーランス看護師は案件ごとに報酬を得るので、安定感がありません。そのため、どうしても焦りの気持ちが出てしまいます。「今の仕事がなくなったらどうしよう」「次の仕事を探さなければ」「いざという時のためにたくさん働いておこう」というプレッシャーが大きくなっていき、結果的に忙しくて余裕のない日々になってしまいます。フリーランス看護師は決して楽な働き方ではありません。自由な働き方であるのは事実ですが、自分に合った仕事があってこそということを忘れないようにしましょう。理想だけでなく、現実的な部分も見据えながら活動していかなければなりません。

営業力が必要

フリーランス看護師は自分で仕事を獲得しなければなりません。条件交渉などのやり取りを自分で行うので、看護師としての能力だけでなく営業力も求められます。相手のニーズを汲み取り、仕事につなげられるようにコミュニケーションを取っていく必要があります。営業が苦手という人には向いていませんが、その場合はキャリアアドバイザーのサポートを受けるという手もあります。

確定申告

フリーランス看護師は自分で確定申告をする必要があります。常勤看護師として働く場合は、経理担当者が代わりに計算してくれます。それを自分でやることになるので、事務作業が増える点はデメリットといえるでしょう。

トラブルへの対応

業務上のトラブルがあった際、自分だけで対応しなければならない点もデメリットの1つです。ミスのリスクや損害賠償請求の可能性を考慮して保険に加入するなどして備えておきましょう。

フリーランス看護師に興味がある人へ