「フリーランス看護師」という働き方

「フリーランス看護師」という働き方

フリーランス看護師について

看護師には縁のない働き方と思われがちですが、実はフリーランス看護師として活躍している人もたくさんいます。フリーランス看護師になるためには、まずは勤めている病院や施設を退職後、業務委託契約を結ぶ必要があります。また、副業でフリーランスとして実績を上げ、軌道に乗った時点で完全に独立するケースも少なくありません。近年はフリーランス看護師に注目が集まっており、クラウドソーシングなどでも案件を受注できます。
特定の企業や組織に属していないので、契約形態や賃金などは自分で交渉して取引先と業務委託契約を結びます。一般的な看護師とは異なり、フリーランス扱いになるので社会保険は適用されません。給与明細も送られてこないので、確定申告を行う必要があります。

非常勤やパート・アルバイトも多い

フリーランス看護師の中には、一部のみ業務委託契約を結んで非常勤やパート・アルバイトで働いている人もいます。また、複数の企業や施設と契約している人も少なくありません。複数の企業や施設から仕事を獲得して収入を安定させつつ、社会保険に加入するためにパート・アルバイトとして働くケースもあります。また、業務委託契約を採用している職場がそこまで多くないので、派遣や単発の仕事で生計を立てている人も多いようです。

年収について

フリーランス看護師の年収ですが、470~600万円程度を推移しています。独立して働くことになりますが、実際は正規雇用と同額程度であるケースが多いようです。ただし、働く量や契約内容によっては基準と大きく異なります。例えば、大手企業と業務委託契約をした場合は年収1,000万円を超えるかもしれません。

収入や勤務形態の具体例

フリーランス看護師の収入や勤務形態について、具体例を紹介します。あくまで平均的な数字である点を理解した上で仕事探しの参考にしてください。ここで紹介するのは、介護施設で働きながら、副業でフリーランス看護師をするケースです。介護施設の勤務形態は月12回の日勤と、月4回の夜勤です。介護施設の方は約30万円の月収になりますが、そこに月40時間×5,000円の副業をするとします。その場合、月収は50万円まで上がります。
シンプルな例ですが、これを見ても分かる通りフリーランス看護師として仕事を獲得できれば収入は大幅に増えます。看護師は単発の仕事も多いので、マイペースに副業をしたい人でも大丈夫です。副業が後々本業になる可能性もあるので、まずは挑戦してみましょう。

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